勇気をいただいた言葉~ケンタッキー州ゆかりの人物
目次
こんにちは、Kayです。
当時、私はサンフランシスコから鉄道で30分ほどのところに
あるバークレイに住んでいました。就職先はケンタッキー州。
慣れ親しんだカルフォルニア州からケンタッキー州に
引っ越す時、偶然知ったケンタッキー州ゆかりの
人物の言葉に励まされたことを思い出します。
今回は、この偉大な人物とその言葉をお伝えします。
まずひとりは、
第16代アメリカ合衆国大統領 エイブラハム リンカーン
ケンタッキー州の丸太小屋で誕生。彼は貧しい農家に生まれ、
独学で弁護士になります。事業の失敗、選挙の落選等もあり、
失敗の連続を経験した大統領ですが、「もっとも偉大な大統領」
の1人に挙げられている人物です。
リンカーンの名言からひとつ:
Determine that the thing can and shall be done,
and then we shall find the way.
(直訳)そのことはできる、すると決めなさい。それから、
その方法を見つけるのです。
*determine: 決心する、決定する shall:ここでは、will と同じ意味
私も何度か人生に迷う場面があり、決める前に不安になった
時がありました。でも、決めてしまったら、次に進むべき道が
見えて、行動に移している自分がいました。
先に決める、そこから道が開ける...のですね。
ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダース
65歳で無一文同然となったカーネル・サンダースは、
自分のオリジナルチキンを提供するフランチャイズ店の
事業を始めます。
彼は1軒、1軒、その売込みのため、レストランを訪ねますが、
1009回断られます。1010軒目でようやく採用されます。
なんと1009回、Noと言われても諦めなかった
のです。
カーネル・サンダースは、90歳で亡くなるまで、世界中の
チェーン店の視察を続けます。その年のチェーン店数は、
48か国6000店を数えます。
出典:KFC 50th Aniversary やっぱりケンタッキー!宝島社, 2020, p.54-55
カーネル・サンダースの名言からひとつ:
One has to remember that every failure can be a stepping stone
to something better.
(直訳) すべての失敗はより良いものへの足掛かりになることを
覚えておく必要があります。
*failure: 失敗 stepping stone to: ~への足掛かり
レストランオーナー達から1009回断られても、カーネルにとっては、
それは失敗ではなく、成功のための足掛かりだったんですね。
遅咲きの花 Late bloomer
私はふたりの話を知った時、友達も知り合いもいない
ケンタッキー州で働くことへの不安よりワクワク感を
感じたことを覚えています。
新しいことに挑戦することに年齢は関係ないし、
諦めない限り、失敗はないということをリンカーンや
カーネル・サンダースから学びました。
このふたりは、よく遅咲きの成功者として紹介されます。
遅咲き花は、late bloomerです。Late bloomerは、年を
重ねてから才能を出す、成功する人という意味に
使われます。
でも、意味は、それだけではなく、飲み込みや要領が
悪い人が、徐々に同僚(同級生)に追いつき、
追い越すという意味もあります。
英語学習をするlate bloomerをいつも応援しています。