氷の嵐？ アイスストームに遭う １週間缶詰状態 自然災害
前回のブログで、ケンタッキーのオーエンズボロの事を書いたら、
そこに引っ越した時（2009年）の事を思い出しました。
今回は、私のアイスストームの体験をご紹介します。
今、蒸し暑くて、クーラーのいる毎日。ゲリラ豪雨もあるし…
是非、この写真を見てください。
これは、私が住んでいたケンタッキーのアパートの敷地内の木なんです。
氷の重さに必死に耐えています。
（これらの木々は、ストームが終わったら、徐々に回復して、
元の元気な姿に戻りました！！）
私の車はこのとおり。どこへも行けません。
これは、Ice Storm（氷雨を伴う暴風）といわれるものです。
2009年1月。当時は、何十年かに1度あるかないかのひどい
アイスストームだったようです。
ついたばかりの新天地で、私はひとり、アパートに1週間、
缶詰状態になりました。
アイスストームが始まる1週間程前に、Owensboroに到着。
HR（人事）のアメリカ人マネジャーがアパート探しを手伝ってくれ、
生活がどうにかできるようになったばかりでした。
必要なものを買い、後は、1週間後から始まる仕事まで
準備を整える状態でした。
そんな矢先にアイスストームに遭ったのです。1週間、アパートから
出ることができないなんて、最悪ですよね。
でも、私は、カルフォルニアとは異なる、アメリカ生活のよさを
知ることになります。快適さを感じるのです。
理由は次のとおりです。
１．停電にならなかった1週間～自分の快適な温度で過ごす
地域によっては、停電になり、最悪な期間でした。1か月、
停電していたところもあったんです。
日本人駐在員の家族は、協力して、お風呂などを借りあったり
したそうです。
私のアパートは、運よく、停電がなかったので、
セントラルヒーティングで、どの部屋（バスルームも）も快適な室温。
部屋の間取りは、2ベッドルーム（各バスルーム付）、ランドリールーム、
キッチン、リビングルームでした。
使っていない部屋の隅々まで暖かいなんて、日本では考えられない
ことでした（さらに、水道光熱費が非常に安い）。
２．大型冷蔵庫 1週間分買っても余裕の大きさ
この写真にあるように、アパートの多くは、電化製品（洗濯機、乾燥機、
食洗機、オーブン、大型冷蔵庫、）がついていました。
ちょうど、ウォルマートで、1週間分ぐらいの買い物をして、
冷蔵庫（右の手前）に入れていたので、1週間、缶詰め状態になっても、
食品に困りませんでした。ご飯も普通に炊飯器で炊いていました。
３．引っ越しの片づけや整理をする時間を得る。
確かに、ひとりぼっちで心細かったのですが、それよりも働くことへの
緊張感もあり、引っ越しの片づけや整理、準備をすることができました。
それまで、目まぐるしく忙しかったので、ゆっくり時間が取れたことは
よかったと思います。
カルフォルニアはとてもお天気に恵まれていましたが、
ケンタッキーでは、一年中、エアコンがきいている事を知り、嬉しかったです。
四季があり、日本に近い気候でした。
今の日本の生活と比べて、何が一番、恋しいかというと、エアコンの効いた部屋。
だからこそ、真冬でもコートを脱いだら、ノースリーブの服が着れるのだと
思います。
仕事に行くときも、エアコンを切る必要のないくらい、安い光熱費でした。
だからといいって、よいことばかりではありません。
４．怖いと思ったトルネード
私が怖かったのでは、
トルネード（竜巻）です。
日本でも、ここ最近は、規模はずっと小さいですが、竜巻の被害を見ることが
ありますね。
先日、長崎でも竜巻警報が出ていました。ケンタッキーの私のアパートは、
地下室がなかったので、浴室のバスタブに毛布を持って、隠れました。
地下室があったらと思っていました。このことは別の機会に！
家を建てるなら、地下室付きの家がいいと思っていましたが、
こんなに雨の被害が多いと地下室ってどうなんでしょう？？
いずれにしても地球温暖化で、自然災害に遭う機会が増えているので、
どこにいても、備えが必要だと思う今日この頃です。
最後までお読みいただき有難うございます。
