抽選でグリーンカード(永住権)が取れるってどういうこと?アメリカに住むチャンス!
グリーンカード(永住権)の抽選ってなに?
そう思ったのは、15年ぐらい前でした。
アメリカにいる時、韓国人の友達から、「グリーンカードだけど、
抽選に当たったら、取得できるから、応募してみたら」って言われました。
彼女に曰く、
「私は、韓国人だから応募できないけど、Kayは日本人だから大丈夫よ」という
ことでした。
それで、当時、アメリカにいた私は、自分で調べ、応募しました。
残念ながら、当選しませんでしたが、今年もその時期が来ているので、
今回は、この情報をお伝えします。
アメリカのビザ
グリーンカードの抽選の情報の前に、まず、アメリカのビザのことを少し
ご説明します。種類はたくさんありますが、
私がこれまで得たビザを書くと、
・学生ビザ(F-1)
アメリカの大学に入学する場合や語学学校で週18時間以上勉強する際に必要なビザ
さらに、OPT 学生ビザ(F-1)は、大学の正規プログラムを1年修了したら、
与えられるプログラム(OPT:オプショナルプラクティカル・トレーニング)で、
企業などで働いて収入を得る事ができます。期間は12ケ月)
・就労ビザ(H-1B)
米国で働く際、就労先の企業がスポンサーとなることで、取得できるビザ。
スポンサーとなる企業でのみ働けますが、その企業を辞めると失効します。
私はその会社を辞めましたので、就労ビザは失効しました。
それから、私は取得していない、
・グリーンカード(外国人永住権)です。グリーンカードと呼ばれるのは、
当初、その証明書が薄緑のカードだったからだそうです。
では、グリーンカードには、どんな利点があるのでしょう。
グリーンカードを取得するメリット
・就労が自由
・自分の会社を経営することができる
・大学などの学校の授業料が留学生の授業料ではなく、米国市民同様の授業料になる。
・働きながら勉強できる
・永住権を取得して5年後には米国市民になる法的な資格が与えられるなど
があります。
グリーカードを取得するには、
通常は
・アメリカ市民権を有する人と結婚する。
・企業からスポンサーになってもらう
・多額の投資をするなど
グリーンカードは、簡単に取得できません。
では、そのグリーンカードが抽選で取得できるとはどういうことでしょう。
グリーンカード抽選プログラムとは
Wikipediaによると、
Diversify Immigrant Visa Program (DV Program) 移民多様化ビザプログラムで、
アメリカ政府による永住権を取るための抽選式プログラムということです。
Diversity Immigrant Visa - Wikipedia
(詳しい説明が書いてありますが、日本語訳がありません)
応募対象になる国
まず、冒頭に書いたように、韓国人の友達は応募できないが、
日本人の私は、応募できると言われました。
それは、このプログラムが、
「過去5年間に米国への移民の数が少ない国から主に申請者を選択する」
ことにより、米国の移民人口を多様化することを目的としてるからです。
韓国人の移民数は多いので、そのプログラムに入っていませんが、
日本人の移民数はまだ少ないので、現在も応募対象国になっているのです。
アジアでは、バングラディシュ、インド、パキスタン、フィリピン、
韓国などが対象国になっていません(2020年実績)
このプログラムですが、前年度(2020年)のDV-2022 programですと、
募集期間が2020年10月7日~2020年11月10日でした。
DV-2024programの公式発表がありました。
募集期間:2022年10月5日~2022年11月8日
詳しい内容は、次のリンクにアクセスし、DV-2024 Program Instructionsを
ご覧ください。
DVプログラム(Diversify Immigrant Visa Program)の内容
これから、2020年の資料(PDF)から抜粋して情報をお伝えしたいと思います。
(DV-2022 Program Instructions)
1)当選ビザ数:
世界中の対象国から抽選で最大55,000ビザ
2)応募資格:
対象国の人で、高校卒業、犯罪歴がない人等
3)費用:
応募については無料
4)応募に必要な情報:
1名前 2性別 3生年月日 4生まれた都市 5生まれた国 6プログラム対象国名
7パスポート番号などの情報 8応募者の写真 9郵送先住所と今日住んでいる国 10電話番号(オプション)11電子メールアドレス 12最終学歴(選択肢あり)
13配偶者の有無と写真(選択肢あり) 14子供の数など
5)応募者の写真:
写真のサイズ等、条件が書いてあります。
簡単に言うと、DVプログラムに対象国の出身で(現住所は関係ない)、
高卒であり、逮捕歴がないなど、一定の条件(かなり低い)を満たせば、
応募できます。そして、抽選に当たれば、永住権を取得できるんです。
家族がいる人は、配偶者だけでなく、子供達にも(21歳未満)永住権が取れます。
DVプログラムへの応募方法と確認方法
アメリカの国務省サイト https://www.state.gov/
から、DV-2023を検索して、情報を得てください。
応募について
オンラインで申し込みます。
Confirmation Number 確認番号が、与えられます。
当選発表は、
翌年、5月ぐらいに、Electronic Diversity Visa (E-DV)サイトの
DV Entrant Status Checkで自分の番号があれば、当選です。
当選した人は、
書類の提出、面接などを経て、グリーンカードを取得できるように
なっています(応募から2年ぐらいはかかるようです)
代行業者や詐欺業者
国務省のサイトには、代行業者などに依頼せずに、自分で応募するように
注意喚起をしています。特に発展途上国での詐欺問題も多くあがっているようです。
ウエブ上でこのプログラムを検索したら、日本語でも英語でも色々な業者サイトが
あります。アメリカ政府の公式サイトは、最後に、.govがついています。
このサイトから情報を得てください。
自分で応募できる英語力があった方がいいのですが、
英語力に自信がない場合は、代行業者に依頼する方法があるかと思います。
応募だけでなく、当選後の手続きを代行業者に依頼するとした場合、
かなりの費用がかかるようです。
良心的な代行業者もたくさんあると思いますが、十分に調べてください。
ちなみに、私は、その当時、DVプログラムを良く知らなかったし、
相談できる人がいなかったので、ネットで検索。直接、応募したと
思っていましたが、今、考えると、60ドル払ったので、
アメリカの代行業者に依頼したようです(笑)。
その業者さんですが、私の写真を条件に合うよう
加工してくれて、とても、親切だったと思います。
確認番号が送られてきたので、当選の有無は、
国務省のサイトで、自分で確認しました。詐欺かどうかは??
詳しい情報は、出版されている本などもありますので、
調べてみてください!
長くなりましたが、もし、アメリカで仕事をしたいなど、
アメリカでやりたい事があれば、DVプログラムに応募してみては
いかがでしょうか?
最後までお読みいただき、有難うございます。
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