介護生活に突然終わりが来ました。
前回のブログの続きになります。
昨年7月16日に書いて投稿しようと思っていた下書きブログを
読んでいただきありがとうございました。
今回は、その後のご報告です。
ブログを下書きにいれて、5日後に、母は病院で静かに亡くなりました。
胃瘻をする前から、お腹に水がたまっていたようで、結局、腹膜炎で、
旅立ちました。あまりにも急だったので、
最後に立ち会うことはできませんでした。
コロナ禍ではありましたが、父の知り合いの葬儀屋さんで、
母のお通夜と告別式をしました。その時の父は、痩せて疲れた顔を
していましたが、車椅子姿で、葬儀に出席しました。気丈に振る舞い、
葬儀に来てくださった方々にご挨拶していました。
その後、2週間ぐらいで、父は、急に、廊下の手すりを持ったまま、
前に進めなくなりました。かかりつけ医につれていきました。
貧血があまりにもひどいので、大きな病院で検査をして
もらうことになりました。
結果、胃癌の末期。食べ物が徐々に入らなくなり、吐いていた
理由が分かりました。父が気丈であったこと、私が母のことを
優先していたこともあり、父の病気の発見が遅れました。
かかりつけ医への相談はしていたのですが、高齢者は、食事が徐々に
入らなくなる、嚥下の力が劣ってくるということでした。。。
父の気持ちにまったく、寄り添えていませんでした。
父は、特に認知症を患っていることはなく、意識がしっかりして
いたので、病院を退院させてもらい、自宅で看ることにしました。
帰宅を聞いて、喜んだ父の姿は、今も忘れられません。
それからは、父の病状は、どんどん悪化し、寝たきりになりました。
それでも、癌とはしらず、まだ生きたいという気持ちが
感じられました。母の死後、3ヶ月後に、父も帰らぬ人となりました。
最後、息が止まるのを、見守ること
周りには、若い時に、親御さんを亡くされた方々がいます。
それに比べたら、両親は、高齢者。私は幸せです。でも離れて暮らして
いた期間が長かったので、親には長生きを願いました。
まる10年の介護生活が終わりました。「悔いはないでしょう」と
思われるかもしれませんが、不思議と、悔いばかりが残っています。
あまりにもたくさんの思い出があり、
まだまだ文字にできそうにありません。
しばらく、前に進めませんでしたが、今後は、仕事を頑張り、
できるだけ、ブログも継続して書くつもりです。
今後とも、どうぞ、宜しくお願い致します。