私が英語を身につけるまで～英会話が出来るようになった理由
１．英語は好きだったのに。。。
私は、英語は好きで、いつか英会話ができるようになりたいと
思っていました。でも田舎で育ったため、英会話スクールや塾には
行けませんでした。英語といえば、学校英語、カタカナ英語の時でした。
人によっては、英語が苦手、学校のテストでは落第点、
でも、ある劇的な出来事があり、そこから英会話習得の経験を
されている方も多くいらっしゃいます。
その方々と比べると、私は、英語は好きで、それなりに一生懸命？
勉強していました。でも、なかなか英会話を習得することが
できませんでした。
今でも本棚には購入したテキストがたくさんあります。中途半端で
終わっているのが多いです。
その当時の私が英語習得するにはどうしたらいいかと考えたことは
次のとおりです。
２．英会話習得するにはどうしたらいいのか？
・多読すること
・単語やイディオム、表現をより多く知っていること
・英文科に行くこと
・留学すること
・英検、国連英検に合格すること
・TOEICなどで高得点を取ることなど
が目標になっていたと思います。
受験英語の延長のような勉強、もっともっと英語の知識を得ることが
必要だと思っていました。そのせいか、英会話を話せるようになることは、
高度な学問のようになり、英会話ができると、羨ましがられるような感じさえ
ありました。欧米の子供たちは自然に話しているのに。。。
３．国内留学をするもなぜか話せない！
コミュニケーションのための英語を学びたくて、大学では、英文学を専攻。
これで、英語ペラペラになる予定でしたが、文学作品を読む講義ばかりで
コミュニケーションのための英語というと、小グループで習う英会話の
レッスンが週に１，２回がある程度でした。
私は、運よく、短大の英会話講師 エレノア先生（日本語の話せないアメリカ人を
サポートするため）とシェアハウスをすることになりました。毎日、
彼女の英語を聞き、大学では語彙を増やしているにもかかわらず、
言いたいことの半分も話せませんでした。
この状態は、英会話力ゼロの人が、留学した時の状態だと思います。
はがゆい思いをされた方のお気持ち、よ～く分かります。
1年半ぐらいのシェアハウスでした。NHKのラジオ講座などを聞いて
リスニング力は伸ばしましたが、簡単なやり取りしかできません。
情報不足で誤解される、もっと説明が必要だと思っても、
できませんでした。
それでも、きっと、はたから見れば、アメリカ人の隣にいると、
英語ペラペラに見えたかもしれません（笑）。
その当時、本当にどうやったら、英会話ができるようになるのか
分かりませんでした。エレノア先生に日本のよさをもっと
知ってもらえたかもしれません。残念でした…
４．目から鱗の中学英語
大学を卒業後、塾や英会話教室を手掛ける企業に就職。
外国人講師もいて、苦戦しました。自信をさらに
失いかせていた時に、高齢者の方に、中学生1，2年レベルの
英会話のテキストを使って英語を教えるようになりました。
すると、いつの間にか、日本語を介さずに英語が
話せるようになっていることに気付きました。中学レベルの簡単な
英会話テキスト（オックスフォード出版）でした。
英会話の基本的な英文のパターンを繰り返し音読し、
暗記することで、
英語回路（日本語を介さずに英語を英語で理解する回路）が
できたのです。
それまで、単語やイディオム、英文のインプットしなければ
話せないと思っていた私にとっては、目から鱗でした。
５．伝わる英語はシンプル
それからの私は、すでに文法・語彙力があったので、スムーズに
英会話ができるようになりました。
私はアメリカでしばらく、生活をしていましたが、話す英語は、
ほとんど、中学英語のレベルでした。
現在、英語のスピーチクラブに所属して、英語を話す時も簡単な英文
ばかり。
たまに世界中のスピーカーの英語を聞いていますが、話すスピードは
決して速くないし、長い（難しい）単語を避けて、分かりやすい英文で
話されます。
そうです。伝わる英語は、シンプルなんです。
例えば、「傘持ってきた？」と聞きたい時、
「持ってきた」という単顔が思い出せなくても、「傘もっている？Do you have an umbrella?」と中学1年のhaveがとっさに出てくればいいのです。
相手の英語（単語、イディオム）が
分からなければ、聞けばいいのであって、必ずしも知っている必要はありません。
最初からネィテイブの話す英語を目指さなくていいのです。
もし、コミュニケーションのための英語を学ぶことを
優先したいのであれば、インプット型の勉強を変えることを
お勧めします。
そして英会話の基礎を身につけて、自分の趣味、仕事、研究の分野の
英語を学び、得意な分野を伸ばすといいと思います。
次回から、もう少し、英会話の勉強について、私が大切だと思うことを
お伝えしたいと思います。
最後まで読んでいただき有難うございます！
